島根益田市 田ノ原牧場~山地酪農の実践~

島根のちょっと山奥で自然と共に生きる酪農家(を目指す)ブログです。
2017年10月現在、山羊一頭と猫2匹,牛四頭。少しの田んぼと畑を無農薬で細々とやりながら、牛を山に放牧しながら、耕作放棄地となった田と荒れた山を開拓しています。

山のブログ記事

山(ムラゴンブログ全体)
  • 夏の暑さとトウモロコシ

    今年も暑い夏でした。 雨が6,7月と少なく、夏野菜は小さいものが多く生育が全体的に悪かったです。 そんな中、今年はトウモロコシが豊作 毎日のように、獲れたてのトウモロコシがたくさん食べられました。 獲れたてはゆでたり蒸したり、そのままでも味と甘みがあり、売ってるものとは全く別の野菜のようです。 毎... 続きをみる

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  • 野芝リベンジin2019 spring

     去年は山かけとろろ法で芝とバヒアを播種し、これは行けるぞ!と意気込んだものの、空梅雨でせっかく生えてきていた新芽は全滅、散々な結果に終わりました。 なので今年はセル苗の芝を作り、バヒアの種と組み合わせてみることにしました。 芝の種はくっそ高いのであまり使いたくありませんが、市販のマットなら安く、... 続きをみる

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  • 乳牛の雄の一生について

    先日、ゲンジ(ジャージー雄、1歳半くらい)を出荷しました。 枝肉で170㎏くらいになり、買取価格は6万円ほど、出荷手数料が色々かかるので、実質手元に残るのは4万円いかないくらいでした。 これが和牛なら数倍~10倍くらいまでの価格が付きます。 ゲンジは生まれて間もなくお母さんをなくし、また冬の厳しい... 続きをみる

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  • 冬は繁殖の季節

    てるちゃんが子牛を産みました。 雌のカワイくて大きな子です。 名前はハナちゃんになりました。 また、ヤギのイナホ♀も子ヤギを産みました。 しかも3匹の三つ子です。 みんな元気におっぱいを飲んでいます。山羊は2本乳なので、最初は心配でしたが、なんとかみんな大きくなってくれています。 2匹は黒くてお父... 続きをみる

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  • 秋の牧場三年目、新たな出会い

    秋の訪れは牛の食べる草がなくなると来ます 今年はサイレージをたっぷりと作ったので、余裕があると思います 近場の耕作放棄地2反ほどを新たに借りて採草地にしました 今年はソルゴーを3反、イタリアンを2反ほど作り、すべてサイレージ化しました 途中天候が安定せず、急ピッチな作業になりましたが、なんとか無事... 続きをみる

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  • 牧場、三年目の夏

    今年の夏は暑いだけでなく雨がほとんど降らなかったですね 未だかつてないほどの干ばつで、雑草もしおれてくるほどでした それでも強かったのはやはり芝でしたね 再生は遅かったものの、枯れることはありませんでした うちには野芝とセンチピート(ムカデ芝)がありますが、どちらもしぶとく生き残っています しかし... 続きをみる

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  • 芝の種まき改【山かけとろろ方法】

    5月下旬に今年も山に芝の種まきを行いました。 昨年度までの反省を活かし、初期成育と活着を良くするためにネットや雑誌で見かけた【山かけとろろ法】なる播種方法を試して見ました。 用意するもの ・播きたい種(今回は野芝1.5kg、バヒアグラス3kg) ・混ぜる容器 ・バケツ ・古新聞1日分 ・のり(今回... 続きをみる

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  • たけのこフィーバー

    竹は放置しているとその凄まじい繁殖力で他の植物をすべて抑え込み、最終的には竹だけが生い茂ってしまいます。 その荒廃した様子はまさに山の墓場といったところ そんな竹藪を開拓してきて2年目、日が差すようになった山からご褒美が!! なんと3月下旬から孟宗竹が採れ始めました この時期はプロでもなかなか出せ... 続きをみる

  • H29年度の牧場を振り返って【草地編】

    この記事は今年度の私的なまとめのようなものです。 なので写真や面白みのあることはありませんのでご了承ください。 今年度は気候、天候、ともに平年より変動幅が大きかった。 梅雨は日照り、その後の洪水、猛暑、厳冬、積雪 台風以外は一通りの被害を受けた形となった。 それを受けて牧草の育ちも悪く、虫は多発し... 続きをみる

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  • 冬の終わり、春の始まり

    今年の冬は長かったような気がします。 島根でもかなり雪が降りました。 雪国の人からしたらほんの僅かでしょうけど 牛たちは雪にも負けず山で頑張ってくれました。 むしろ夏よりは大分元気にしていたような・・・ 餌はなかったですが、山に残ったわずかな草や、切り倒した木の葉っぱを食べてしのいでいます。 うち... 続きをみる

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  • 長すぎる一日(後編)

    前日のココちゃんの死に気を落としていたその2日後のこと 朝いつものように餌をやりにいくと、なんだかネネちゃんが鳴いてる。 最初はただ座っているだけのように見えたが、よく見ると座っている場所がおかしい。 田んぼと山の間、電牧で仕切っている隙間に足が入ってしまい、うまく立てなくなって鳴いていたのだ。 ... 続きをみる

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  • 長すぎる一日(前編)

    10月25日は雨でした。 前日から降りしきる雨で、温度も上がらず地面もぬかるんでいました。 また、青々と生い茂っていた草も少なくなり、牛たちは田んぼのなかにも入って一生懸命わずかに残った草を食んでいました。 この日は仕事で帰りが18時くらいになり、暗い中いつものように牛たちに餌をやりにいくと、いつ... 続きをみる

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  • 2頭目、誕生!

    真夏の暗闇の中で蠢く黒い影・・・ 不気味に光るその眼差しの正体は・・・!! ココちゃんが産んだわが牧場2頭目の子牛! その名もゲンジ!! 2頭目はオスの子牛ちゃんでした。 名前の由来はゲンジホタルからです。 ゲンジは竹藪の隅で産まれました。 安産で7時から3時間くらいでポロっと産まれました。 今で... 続きをみる

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  • 小規模バンカーサイロで越冬飼料作り(耕作放棄地にソルゴー、ヒエ)

    夏真っ盛り、連日の猛暑が続き、牛も日中はずっとぐったりしています。 涼しい杉林の下で避暑をして、夕方くらいから動いき始めます。 人間もそうしたいのですが、牛たちの冬場の餌を今のうちに作らなくてはならないので、暑い中頑張ります。 サイレージという牧草の乳酸漬物を作ります。 酪農家の夏場の仕事です。 ... 続きをみる

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  • 牛たちのその後(導入から二か月経って)

    今年は干ばつが続き、2週間雨が降らない日が続いたりしたので、5月中は牛にとっては過ごしやすい環境でした。 しかしながら、導入当初は慣れない環境と餌で牛たちは移動ひとつもとても慎重。 生えてる草もひとつひとつ臭いをかぐものの、口にすることはほとんどないような状況でした。 当然、そのままだと死んでしま... 続きをみる

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  • 初子牛誕生!その名も・・・

    あいだがとびとびになってしまうのでいろいろなことが次々に起こっています。 毎日更新してもし足りないくらいなのですが… 6月13日、ネネちゃんが子牛を産みました。 6時くらいまでは破水もしてなかったのですが、8時くらいに様子を見に行くと、すでに出産が終わっていました。 真っ暗な中での出産で、ネネもコ... 続きをみる

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  • 牛、来たる

    ついに… 来てしまいました… 牛です。 ジャージーのメス孕み2頭、茶色いほうがココちゃん、白い方がねねちゃんです。 2匹とも母校の蒜山にある酪農大学校からきました。 ねねちゃんのほうがおばあちゃんで、もう8歳、人間でいうと40~50くらいの壮年期です。 ねねちゃんは大人しい性格で、よくココちゃんに... 続きをみる

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  • 新しい家族、増えました!

    生後7か月くらいの雌のヤギ、【あんずちゃん】です! あんずちゃんは私たちがヤギをもらった農家さんに最初にご挨拶に行ったときにちょうど産まれたヤギで、早産だったこの子は乳ももらえず、初めは息も絶え絶えでした。 今では飼い主さんの頑張りですっかり元気、顔に怪我を負ってしまったりもしましたが、無事大きく... 続きをみる

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  • ポポーっとターザン

    うちの山の開拓を進める中で、木がなくなりだんだんと山が明るさを取り戻して来ました。 しかし一方で山に今までいなかった害獣が出没するようになってしまいました。 そう…それは【猿】です! 彼らは大木に絡みついたツルを伝って木から木へまるでターザンのように縦横無尽に飛び回ります。 なんと今回は偶然にもそ... 続きをみる

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  • 無事稲刈り終了!

    猛暑や連続台風、イノシシの侵入など、いろいろとトラブルはありましたが、なんとか今年の稲刈りが無事終了しました。 6枚で5反ほどの小さな田んぼではありますが、雨の隙間を縫って1週間ほどで終わらせることができました。 我が家の田んぼ装備は、小さなトラクター、2条植え田植え機、2条刈りコンバインですので... 続きをみる

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  • 山の開拓【IN SUMMER】

    暑い日が続きます。 暑すぎます。ただでさえ暑いのに山で切った竹やら木やらをガンガン燃やしていくのでその暑さは相当なものです。 最初は日陰になっていても、開拓が進むにつれて影も少なくなっていきます。 午前中の涼しい時間帯に如何に効率よく動けるかが肝です。 上は開拓途中の写真です。右手に小さな栗の木が... 続きをみる

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  • 芝の成長記録と山への植え付け

    山を芝草地化するために、徐々に山に芝を植え付けていきます。 今回、私が選んだのは雪印種苗さんの、センチピードグラス、その名もサマーグラスです。 「センチピード」とは英語で、昆虫のムカデのことらしいです。 和名も「ムカデシバ」といい、ランナー(地上匍匐茎)をムカデの足のように伸ばすその姿から名づけら... 続きをみる

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  • 竹暗渠の設置

    田んぼに牛を放つ、もしくは牧草を採ります。 しかし田んぼというのは長年水を貯蔵してきたため、大体が水はけが悪く、むしろ水が集中的に集まるよう作られています。 そういった場所は、えてして雨がふれば水たまりだらけになり、しかも排水も悪いから乾きも悪いの悪循環になっています。生えるのは精々水草かセイタカ... 続きをみる

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  • 生える者たち

    上の写真は切った破竹の地下茎から新しい竹が生えてきているところです。 ことわざでいわれるくらいに、破竹の勢いとはすごいもので、切っても切ってもこの季節にはワサワサと次から次へと生えてきます。しかしながらさすがに破竹も疲れてきたのか、生えてくる竹もひょろ長くて貧相なものになってきています。 この駆除... 続きをみる

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