夏真っ盛り、連日の猛暑が続き、牛も日中はずっとぐったりしています。
涼しい杉林の下で避暑をして、夕方くらいから動いき始めます。
人間もそうしたいのですが、牛たちの冬場の餌を今のうちに作らなくてはならないので、暑い中頑張ります。
サイレージという牧草の乳酸漬物を作ります。
酪農家の夏場の仕事です。
耕作放棄地だった場所を5反分くらい借りて牧草のソルゴーとヒエを5月にまいたのが立派になりました。無肥料区は生育はいまいちでしたが、頭数が少ないのでまあ大丈夫でしょう。
ソルゴーはかなり強い草で、割とすくすく大きくなりました。肥料をやったほうが断然大きくなりましたが、そちらは2回どりする予定です。
写真手前がヒエ、奥がソルゴーです。今年は5月にあまり雨が降らないせいもあってか、ヒエの生育が悪く、あまり収量になりませんでした。あと、湿気に強いかと思い、水はけの悪いところに重点的にまいたせいもあるでしょう。(ソルゴーは水はけの良いところにまいた)
小さいヒエはそのまますきこんで緑肥にします。
軽トラに積んで運んだソルゴーを裁断機で細かく刻んでバンカーに投入します。
実はこのバンカー、堆肥舎になる予定でしたが、牛舎が出来ないし、たい肥が集まらないのでそれならバンカーにするか、急遽予定を変更しました。
裁断機の調子は良く、小さいバンカーは軽トラ5台分くらいでいっぱいになりました。
裁断した上からふんで,乳酸菌と糖蜜を混ぜたものを少し振りかけました。
空気の入らないようぎゅうぎゅうに押し固めます。これは乳酸菌発酵させて草を腐らせないようにするためです。
今年は5~6反分くらい草地を使って牧草を作りましたが、収量は軽トラ10台分くらい。
肥料もやってないので、かなり少ないほうですね。
あんまり取れすぎても牛が少なくて余るので、まあこんなもんでしょうか。
失敗して足りなくなって泣きを見ることも十分考えられますが・・・
あと、写真ではそのままソルゴーをバンカーに入れていますが、本来は大きな農業用ビニールで包むようにして入れます。出ないと乳酸菌の酸でコンクリが痛むし、密閉もしづらくなります。
完成してから気づきました。来年は気を付けます。
お義父さんお義母さんにも手伝ってもらって計4日程度で終われました。天候も、まあまあ悪くなかったです。密閉は、結構ムラが出来てしまいました。
あとはサイレージの出来が悪くないのを祈ります。
最近お母さんのネネよりココになついてるホタル。ネネはいつも一人ぼっち・・・
急な斜面も上がったり下りたりするようになりました。
右はヤギのスケさん。仲間には入れなくても、近くにはいたいという、いじましさを感じさせます(笑)